2007年10月アーカイブ

[雑記]2007年10月22日

「あんどーなつ」という漫画をご存知でしょうか。ここで取り上げるからと言っても萌え系ではありませんよ。
 主人公の安藤奈津(あんどうなつ)は和菓子職人。江戸時代から続く浅草の老舗和菓子屋「満月堂」が舞台です。若女将や腕の良い師匠の梅吉を始め、厳しくも優しい人たちに囲まれ、和菓子作りを通じてヒロインである奈津の心の成長を描く話です(※)。

新米の和菓子職人に振って湧いた話。それは新作和菓子を自分の手で作ってお客様に披露すること。和菓子を作り初めて僅か1年の身には荷の重すぎる依頼でした。「わたしなんかが……」とうつむく奈津に対して、師匠の梅吉が一喝します。「馬鹿野郎!」と。そして続くのが今回のタイトルです。

「やるかやらないかで悩むんじゃねぇ。どんな菓子にするかで悩め。それが職人の喜びなんだ」

和菓子だけじゃないよね。
 私も十代の頃から悩みを抱え続けて既に十数年経つのに、一向に減りません。悩みのテーマは時を経て変われど、一番多いのが「やるかやらないか」。既に起こってしまったことを後悔するのではなくて、これから起こるであろうことに、最大の不幸を想定して憂いてしまう。こんなこと言って嫌われてしまったらどうしよう、とかね。夜になって眠る頃には、よく考えてしまいます。自身に降り掛かるだろう??極論を言えば降り掛かるはずもない!??最悪の状況を。

この考え方って、自分しか見えていないのだよね。結局。
 しかも結論は決まっています。やっても失敗するか、できない。
 頭の中で結論が決まっている事に対して、延々とダメだできないと繰り返してしまうのです。少なくとも私はそう。

やるかやらないかは自分の内の問題。菓子を作るのは自分の外の問題。
 一つでも良いものを作るためにどうすればいいか方法を考える。そこに悩みはあっても、できないという不毛な結末を導きだすものではなくて、できる可能性について、頭を捻り知恵を絞って考える。

だからと言って明日からじゃあ俺これから「やるかやらないか」考えるのは止める! と宣言した所で内向きの悩みに捉われるのが精々です。よく似た台詞なら、既に何年前にも聞いた事がありますから。それでも、完全にマイナス思考を止められない事がこれを証明しています。
 これを書いている今でもどうしよう、こうなったらどうしようと悩んでいるものがありますから。

そんな自分にこう言ってやる。何度でも言ってやる。
 やるかやらないかで悩むんじゃねぇ。上手く行くにはどうすれば良いかで悩め。


※ 原作・西ゆうじ/作画・テリー山本 ビッグコミックオリジナル連載中。



[オタク]2007年10月15日

水樹奈々の年末、大阪のチケットを持っている方知りませんか〜?
 買うよ〜、買わせて頂きますよ。


 10月13日の土曜日。『NANA MIZUKI LIVE FORMULA 2007-2008 supported by アニメロミックス』という、水樹奈々カウントダウンライブのチケット販売がありました。
 会場はグランキューブ大阪。収容予定人数は2700人。
 今の彼女の人気からすると小さすぎる場所でありました。そんな人気のチケットには一人で取りに行くのは無謀です。人海戦術と人脈が大事なのです。

そこで同じライブに行く仲間を集めました。魔物と戦うには仲間が必要なのです。一人でバラモスを倒すのは、大変苦労するのです。

ほら、彼女の代表曲にもあるでしょう。「力をあーわーせたっらー、やっとー、なんでもできるー♪」と言っています(POWER GATE)。歌詞の後半違うけれど。
 なんだか話がずれてきたような気もするが、一人でも成功すればこちらの勝ち。

という訳で、13日に入って私たちは人海戦術作戦を展開した。
 ある者は固定電話と携帯電話の二刀流を駆使し、ある者はネット販売を受け付けているホームページに陣取り、十時の販売に備えてパソコンのF5ボタンを連打する。
 またある者はコンビニの前のチケット販売機に並ぼうと思ったら、店が潰れていたので運のなさを嘆き立ちすくむ(私だ ※)。

※ その後別の場所に行って事なきを得たけれど。

それぞれの運命の地に立った人々が、時計を見る。時を待つ。
 三秒、二秒、一秒。
 午前十時を告げた瞬間に、始まるかと思った戦いは既に幕を閉じていた。

秒殺。
 人海戦術は午前十時からの電話規制の前に、あっけなく崩れました。恐るべき水樹奈々。ファンクラブに入っていても、取れないくらいだからねぇ。

ならば次はコネだ。人脈だ。ここからはこれまでに培ったオタク人脈が頼りです。そこで、水樹奈々関係の知り合いを思い浮かべてみようとしたやーちんさん。
 いねーじゃん!

いたとしても自分のチケットを確保している方ばかり。
 大見得切って「大丈夫大丈夫、必ず水樹奈々のチケット確保するから! 大船に乗ったつもりでどーんと構えてて!」と友人に連絡したのに、何このドロ船。最初から沈んでるやん。

格好悪いよ。
 チャンプに対して大口を叩き、罵り、反則の限りを尽くしたボクサー並に格好悪いよ。どうやって説明しよう。くっ! こうなるのだったら一年前に水樹奈々関係のエライ人と友人になっておくのだった。今さら後のカーニバル。友人の口癖だったそんな言葉が頭の中をよぎっていた。

しかし、こういう下心みえみえの目的で友人になろうとしても、大抵失敗するのですけどね。仕事のように互いに会って話す事があって、その場だけを取り繕うことはできる。だけど、その後が続かない。晴れている時に傘を差し出し、雨が降ると引っ込めるのがビジネスだとしたら、友人関係はその逆をゆく。
 ビジネスのように下心を隠して人心掌握できる方法があればいいのだけれど。わたしゃそんなに器用じゃありません。ただ、五年前くらい前の自分に比べたら、少しは進歩したことにしておこう。

水樹奈々のチケット情報があったら、全力で教えて下さい……。



[ウェブ制作・運営]2007年10月 3日

半年前から「魔法少女リリカルなのはStrikerS」の感想と英語聞き取りの更新を始め、ようやく終了(公開はまだです)。
 しかしこれも、自分が好きだから始めたのにいつの間にか書かなければならない義務が生じていた。必死になって作っていたファンサイトもそうだ。好きな声優をずっと応援してゆけると信じていた。

本当に好きなままであれば今も興味津々で書き続ける事ができるのだろうけれど、好きのレベルが少しでも落ちて、自分にとって書き辛くなれば更新は即座に義務へと変わる。

なぜ義務かって。
 止めるのが怖いから。もっと突き詰めると更新を止めるとアクセス数も止まるのではないかと思うから。このサイトも、一日数千アクセスに達することが何度かあった。サイトに一日何人来てくれるかを気にする管理人やブロガーにとって、アクセスカウンタが壊れたかのように数分単位でカウントされる凄まじい勢いを知ってしまうこと。それはこつこつ運営してきた人にとってはご褒美でもあり、甘い罠でもあった。

私も罠に嵌ったのは言うまでもない。もっと面白いことを書かなきゃ、もっと更新しなきゃ。アクセスが上がったのに、再び何の変哲もない管理人生活に戻ってしまうのではないかと心を砕いた。

不安から逃れる事はできなかった。
 楽しいから更新する。ではなくて、アクセス数を落とさないために更新するというジレンマを抱えていた。すなわち、サイトで一度始めたことは最後までやり遂げる。声優のライブやイベントに行ったら感想を書かねばならない。最低でも一週間に一回は日記をつけないとならない。
 自分で作った手枷足枷は、いつの間にかほどけない程に私の周りに絡み付いていた。

枷が取れたのはほんの数日前。
 感想書きが全て終わった後だった。既にWONDER-NETファンブックは半年前に終わらせていたので、もはや何もする必要がなくなったことに気がついた。同時に肩の力も抜けた。数年間、アクセス数に振り回されてきたんだ。本末転倒はそろそろ終わりにしないか、という声が聞こえてきそうだった。

??自分の好きなものを、好きな時に書きなさい。
 それはブログを始めたけれども、何を書けばいいか分からない初心者に私が贈った言葉。
 なんだ、もう答えは最初から決まっていたじゃないか。


 閉じこもった空気を外に逃がすために、部屋の窓を開けた。十月特有の青く高い空が広がっていた。成すべき事を終えて一回り成長した主人公を映す、アニメのエンディングのよう。
 さあて、これから何を書こうか。



Copyright© 2001-2010 Happy-go-Lucky    管理者:やーちん