水樹奈々『MAGIC ATTRACTION』

[オタク]2003年3月16日

歌に感情を、そして自分の想いを込められる人。水樹奈々という歌い手を端的に言うなら、きっとこう説明するでしょう。私なら。メロディーのラインに自分の声を合わせることができる人は多い。歌手を名のるなら、それくらいはできて当たり前。さらに上の世界を目指すには、歌う曲に感情を込められるかどうかです。上手いなと思う人はやっぱり曲調に合わせて、ここは強く、ここは弱くと歌の強弱の表現ができています。曲に嬉しさ、楽しさ、怒り、哀しみを吹き込めます。

名盤との評価も

で、この「MAGIC ATTRACTION」、矢吹敏郎氏がほとんどの作詞、作曲を担当していますが、歌詞だけを取り上げると、私たちの見られない世界を歌詞を表現したようなものではありません。よくも悪くも、普通の歌詞です。あ、でもでも、曲は好きですよ(フォローになってない

その普通の歌詞に一曲一曲色づけしたのが水樹奈々。「MAGIC ATTRACTION」には全15曲が収録されていますが、「ジュリエット」では恋した多感な少女を演じ、一方では「STAND」のように過去を回想するようにして最後に、もう別れてしまった恋人への思いを募らせる。せつなさの淵へと落とします。「LOVE&HISTORY」では「愛の歴史刻みたい(歌詞より抜粋)」などと聴く側が照れるような歌詞を違和感なく歌いこなす。←詳細は歌詞カードを見て貰えれば分かりますが、人前で歌うのはどうだろうと思う歌詞です。恥ずかしいです。

そうかと思えば「POWER GATE」では同時代を迷いながら生きる人たちを描ききる。現実と言う嵐の中に立ち向かう青年たちへのテーマソングになりそうな勢いで押す。歌詞だけの力でなくて、その声で、その歌で情景をが思い浮かばせるパワーを持っている。偶然曲を聴いた人までをも彼女が主催するアトラクションに引き込み、彼女の創り出した歌声の「魔法」で魅了する。

声優の歌と言うと、それだけで色眼鏡で見られ、歌の下手なアイドルの曲と一緒たにされて正当な評価を得られないことが多い気がします。そんな、最初から減点評価をされる方にこそ聞いて欲しいアルバム、それが水樹奈々「MAGIC ATTRACTION」です。

ーー世界観、変わりますよ。




【個人的評価】
★★★★★★★★★☆ (90点)
こんなに素敵な歌なら、ライブに参加しておくべきだったと後悔してしまった程の出来。

水樹奈々「MAGIC ATTRACTION」(Amazon.co.jpへ)
発売日:2002年11月6日 定価:3,000円
発売元:キングレコード





収録曲一覧

01.THEME OF MAGIC ATTRACTION
02.through the night
03.PROTECTION
04.二人のMemory
05.フリースタイル

06.STAND
07.deep sea
08.suddenly 〜巡り合えて〜
09.オルゴールとピアノと -holy style-
10.LOVE & HISTORY

11.ジュリエット
12.climb up
13.Brilliant Star
14.POWER GATE
15.あの日夢見た願い

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