『STARCHILD DREAM in KOBE 3rd』レポート

[オタク]2006年3月16日

先週の土曜に神戸で行われていた「StarChild Dream in KOBE 3rd」のレポを書いています。 まだまだ終わっていないので、書き上げた順番に公開してゆきます。
 しかし、なんでみんな、書き上げるのが当日や翌日とか、あんなに早いんだ?


Aice5??2006年の台風の目となるか?

神戸国際会館

スターチャイルドに出演している声優やアーティストが一同に会する「STARCHILD DREAM in KOBE 3rd」は、いわばオールスターイベント。第一回、第二回は野外で行われていたが、今回から舞台を神戸国際会館に移して行われた。

その夢舞台にふさわしく冒頭から登場してきたのが堀江由衣、たかはし智秋、神田朱未、浅野真澄、木村まどかの5人からなるAice5だ。リーダー堀江由衣が率いるAice5は、2005年10月の秋葉原エンタ祭り以降、二度目のユニット出演となる。

金銀に輝く舞台衣装に身を包んだ5人が登場し、歌うデビュー曲「Get Back」。用意していた1,500枚のCDは瞬く間に完売し、ファンの「A・i・c・e!」等のコールも予想以上に統率が取れている。このことからも声優ファンの興味の高さが伺える。また、新曲として「Word I need」、「友情物語」を披露する。舞台狭しと5人がコミカルに歌い、駆け回る様はミュージカルを思わせる。

Aice5はどうしてもユニットを組みたいという堀江由衣が声をかけて作ったユニットだが、彼女ひとりが全面に出る訳ではない。歌やトークでも一歩引いて、トークの上手なたかはし智秋、純真な感がある木村まどかの二人の後輩を盛り立てて行こうという意識が感じられた。

水色、紫、赤、緑、黄色……。Aice5にはそれぞれのメンバーに色がついている。個性の異なる五色が混ざり合い、それぞれの光を放つ頃、彼女らは2006年の声優業界に座宣する台風の目になっていることだろう。

白石涼子??気さくな美女は奈良県人の誇り

イベント看板

「うりょっち、いつの間にこんなに歌が上手くなったんだ?」

これが、生でうりょっちを初めて見た私の第一印象。
 美女なのは知っている。ハスキーボイスの持ち主で、少年役の声優としても大成しそうな予感はあった。気さくで元気、明るい美人声優は演技もできる。

これで人気の出ないはずはない。
 予想通り、彼女は瞬く間に人気声優への階段を駆け上がった。

しかし、歌で特筆すべき点はなかったように感じていた。
 それが、どうだ。

Aice5で盛り上がる客席に対して、「雰囲気を変えろ!」とスタッフから事前に指示されたうりょっち。闇の中、黒のワンピースと白のブーツが艶やかに、23歳になるうりょっちは大人っぽく、「ラヴ・ランデヴー」を情熱をこめて歌い上げる。

どうやら自分は間違っていたようだ。
 声優・白石涼子ではなくて、アーティスト・白石涼子は確かに存在していた。

トークを挟み、水色と黄色、夏色の衣装に変え(ヘソ出し!)「スマイル」、「太陽のかけら」を熱唱し、彼女は「虹色号に飛び乗って」を歌って退出する。うりょっちの話には出身地である地元、奈良県の話や、家族の話が表れる。時には、やまと言葉混じりの関西弁が飛び出していた。彼女が舞台から去った後、司会の岩崎和夫が言う。「うりょっちは奈良県人の誇りだね」と。

私自身も奈良県人。同郷ならばますます気にかけて当然。
 奈良の郷土と、うりょっち白石涼子。
 またひとつ、紹介できることが増えてゆく。


野中藍「私ほど応援しがいのある人はいないよ?」

最近の子は、メールの語尾に☆とか♪とか、◎とか、顔文字などをつけることが多いですね。文字だけだと味気ない。または固い印象や強い口調になってしまうから、それを柔らかくするために一工夫します。メールひとつ打つにも、気を使っているのかもしれません。

それと同じ効果が藍ぽんの声にありました。
 イベントでは衝撃のデビューシングル??本人曰く、「『笑撃』のデビューじゃないですよ」??「夢のドライブ」、アルバム「あいのうた」に収録されている「初恋フリル」「エスカレーターライダー」を歌います。確かに独特の歌唱力を持っています。それとは別に、トークを挟むのですが、藍ぽんの発言には常に驚かされます。

客席にプレゼントするために、手にした花を見て。
「東急ハンズあたりで買ったのでしょうか、分かりませんが」

このイベントを見に来ている祖母に対して。
「おばあちゃんが年々小さくなって、そのうち消えちゃうんじゃないか」

自称「ボイスセラピスト」で声の癒し系声優を目指しながらの、この発言。
 文章で書くと、苦笑いする他ありません。

人見知りの彼女。トゲを持った意味の言葉ではなくて、その場その場で精一杯の受け答えをする、いわゆる「天然」な娘のはず。その性質を分かっているからこそ、冒頭のような、一見自信過剰とも取れることも難なく言えるのでしょう。かわいい声を持つ声優の数は、あまたにいます。しかし、その声を喋りにまで生かせるとは思いませんでした。

「藍ぽん、がんばれっ!」
 彼女のイベントに来たならば、あなたもそう思うに違いありません。


堀江由衣??「真打」登場

会場内のスピーカーから聞こえていたのは懐かしい「桜」の曲。メロディに合わせて、舞台に設置されている巨大モニターから浮かび上がる「堀江由衣」の四文字。

場内がどよめき、揺れた。

堀江由衣の歌を知らないで、この会場に来る人はいないだろう。そう思わせる程、コールと合いの手の統率が取れている。他の人気声優をも上回る声援が送られる。業界スタンダードは、まさしく堀江由衣だと言わんばかりに。

新曲は「いぬかみっ!」キャラクターソングである「ちょこれーとけーき☆宣言」、同オープニング「ヒカリ」を歌う。一昔前のスターチャイルドならば、林原めぐみが「真打」として出演していた。その後を継ぐように、彼女は今、国際会館の舞台に立っている。

その後は、ライブツアー「堀江由衣をめぐる冒険」、ファンクラブイベント「黒ネコ集会vol.5」を引き継いだ内容になる。これら二つのイベント、どちらかに参加していないと分かりづらい内容だったのが気にかかった。「Puzzle」や「Love Destiny」の人気曲を歌い、ファンからのリクエストに答えて、お嬢様のように可憐にくるくると回る。客席からは「かわいい〜」と声が飛ぶ。

「まわって〜」の声に答えて、ぐるぐる回る。
「ほっちゃんかわいいよ〜」と声を掛ける。
「みんなの方がかわいいよ!」と返すほっちゃん。
「ほっちゃんには敵わないよ」とファンが答える。
「照れるなぁ」と、照れる振りをするほっちゃん。
「そんなに照れるなよ」で締める。

このショートコントを今年に流行らせたい彼女は、もうすぐ三十路を迎える。スターチャイルドは、この「真打」で大丈夫なのだろうか(笑)。


angela??輝き、激しさをまして・・・

堀江由衣を押さえて、大トリを務めることになったことに驚いた。
 デビュー当初から「STARCHILD DREAM」の常連となっているangela。白石涼子や堀江由衣にも楽曲を提供しており、特に堀江由衣とは「ホリジェラ」を突発的企画として組んでいたりもする(もしかしたら、このイベントでするかもと思っていた)。ホリジェラは実現せずとも、堀江由衣に対抗心を燃やし、野中藍のものまねをするあたり、トークの面白さも持ちかねているこのユニットに、死角はない。

そしてangelaはアーティスト、歌の精度は一級品だ。「機動戦艦ナデシコ」のリメイク版「YOU GET TO BURNING」を歌い、最新アルバム「PRHYTHM」から卒業シーズンに送る応援歌「Yell for You」、「Shangri-La」ではファンと一緒に練習までして、全員でタオルをはためかす。

最後の曲は、最新曲ではない「明日へのbrilliant road」、一躍スターダムへと押し上げた名曲だった。初めてこの曲を聴いた時、その完成度に「とんでもないヤツらが出て来たもんだ」と感じた。その時の感覚は正しかった。やがてangelaはスターチャイルドの中心的な存在へと輝きだしてゆく……。

総じて良いイベントだったと思う。
 発売開始、数分で売切れてしまったチケットからもこれら声優・アーティストの人気の高さが伺える。特に堀江由衣の人気は随一だった。堀江由衣のライブ記事と重複するが、30代のアイドル声優の時代は、きっとそこまで来ているはずだ。

他にも、スターチャイルド2006年春の新番組の紹介をしていた。21世紀の忍者は恋と笑いと女の子で送る「ひまわりっ!」、人気ライトノベルを原作に持ち、戌年に犬神たちが活躍する「いぬかみっ!」が紹介される(※)。それぞれゲストとして「ひまわりっ!」からはヒロインの日向ひまわりを演じる松本華奈、「いぬかみっ!」からはなでしこ役の名塚佳織が登場。総合司会の岩崎和夫、南かおりとトークを繰り広げた。

※ どーでもいいけど、作品の語尾に「っ!」をつけて強調するのが最近の流行なのでしょうか?

来年は恐らく「STARCHILD DREAM in KOBE 4th」が行われることだろう。その時には、今回登場した彼女らはどんな舞台を見せてくれるのか、ぜひとも期待したい。

会場:神戸国際会館 こくさいホール / 2006年3月11日(土) 17:00開演


トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.happygolucky.jp/mt-tb.cgi/68

コメントする


← 【雑記】車買いました

【旅と舞台探訪】びんちょうタンの里をめぐる冒険 →



Copyright© 2001-2010 Happy-go-Lucky    管理者:やーちん