結局「ただイケ」かよ! ぽかーんと冷や汗をたらしながらも平静を装い「そそそ そうだよね」と答えていました。(ラジアラネーム:ノアさん)
ただイケとは、「※ ただしイケメンに限る」という有名なネットスラングです。略して「※」という場合もあります。男女の人間関係を表す際に使用されることが多いです。また、この言葉を語尾につけると絶望感が漂う文章ができあがります。「人間は顔じゃないよ、中身だよ! ※ただしイケメンに限る」とかね。
このメールを読んだ桜さんも無意識に実演します。「私は大型の草食動物のような、穏やかで優しい人がいいなあ」と言い、俺にも当てはまるんじゃね? と思わせておきながら、「『カードキャプターさくら』の雪兎さんみたいな人がいいですね」と落とす。完璧超人かつイケメンの雪兎と比べられると誰でも勝てません。諦念が心の底から溢れてきますね。
個人的な話ですが、この前服を買いに行きました。正確に言うと、おしゃれな知人と一緒に行って「買わされました」。そして、三年以上古い服を着るのは禁止令を発動させられました。どうしてそんな状況になったかと言うと、(新しい服の場合は良いけれど)古い服の場合は破れたり、サイズが合わなくなってダメになる限り同じ服を着ていることがあるから。嫁さん探しをする上で、それはまずいだろうと言われたのです。しかも複数の人から(笑)。
心理学によると、同性同士は相手の顔や格好をそんなに気にしないので、その人の内面まで知ろうと考えるのですが、異性同士は相手の顔や服装を先に見てしまうのです。なぜそうなるかと言うと、同性同士の考え方は理解しやすいのに対して、異性の考え方は理解しにくい。よって、分かりづらいことは後回し。まずは分かりやすい外見で内面を推測し、実際の内面部分については後で考える傾向があるそうですよ。
そうすると、外見が良い=いい男(女)かもという図式が成り立ちやすくなります。「※ ただしイケメンに限る」と言われ、外見が重視されるのも、ある程度的を射ているのでしょうね。
第102回「丹下桜のRADIO・A・La・Mode」チャットログ
音楽
今はまだ遠いLovesong(2010年 アルバム「Musees de SAKURA」)