4月1日と言えば!
「魔法少女リリカルなのはStrikerS」の放送日。公式イベント「リリカル☆パーティー3」も行われるので東京へ民族大移動を行っている方もいる。エイプリルフールなので、サイトに嘘を仕込むのに必死な人もいる。しかし、ひとつ忘れてはいけないものがある。
そう、我らが木之本桜ちゃんの誕生日。
当時、「カードキャプターさくら」で世の男子諸君の心をわしづかみにしたさくらちゃん。私も一時「あんな子が嫁になったらなぁ」と書いた記憶があったことを思い出す。彼女は永遠の10歳ですが。
2007年4月1日は日曜日。東の菜の花に西の桜が負ける訳にはいかないんだよ! と「リリカル☆パーティー3」に無駄な対抗心を沸き起こしながら私たち一行はある場所に向かっていた。
木之本桜ちゃんの誕生日を祝うために。

滋賀県は木之本町へやってきました! ある意味聖地なのだろうか。
まずはお約束のこのネタをやってみましょう。

(元ネタ:ムーンライトゆかりん)
写真を戦果のようにして、木ノ本駅前へ集まる一団。明らかに怪しい。
「よーし、これで写真も取れたし満足。後はふつーに観光しましょうか」
「ちょっと待った! 今日はさくらちゃんの誕生日なんですよ? やーちんさんともあろう方がそこで満足していいのですか?」
「や、自分はサイトの『エライ人』じゃないし、十分満足です」と言いかけたのを思いとどまると、そこには驚愕すべきものが並んでいた。全長140cm、等身大のさくらちゃんの特大スタンディが、可憐な衣装とつぶらな瞳が私の方を向いて微笑んでいた。
「これでさくらちゃんの愛を語るのです。勝利への鍵は今ここに!」
「ちょ、ちょっと! これは凄すぎですって。これをやっちゃったら警察から職務質問されますよ!」
「絶対大丈夫だよっ。その時は職業カードキャプターと言えばいいですっ」
大丈夫じゃねぇ。
駅前でも人はまばらだが、ちらちらとこちらを見ているのが手に取るように分かる。木之本町はのどかな田園風景と山林が広がる町だ。そんな所に私たち二次元と三次元の狭間を行き来する人たちがくれば、噂はあっと言う間に山野を駆け巡るに違いない。

結局やっちゃう訳だ。こちらは旧木ノ本駅。
本当に職務質問される前に、私たちは写真撮影を終えてそそくさと退散した。