ファンサイトと編集後記

[ウェブ制作・運営]2004年10月 1日

編集後記

更新情報の所に掲示板の情報を加えました。書き込みがあるたびに何もしなくても、日付と時間が変わっていくのですよ。自動更新に委ねて、そのせいで日記を書くのをやめていました。思うにファンサイトでは管理者の日記なんてどうでもいいんですよね。

アイドルなり声優なりアニメなりゲームなりの好きな対象があって、応援したい人の情報やデータベースを閲覧者は見ます。そして同好の士と語り合う掲示板があれば、ファンサイトの役目は十分果たせると思います。極論を言えば、管理者なんて者は更新するだけの黒子に徹していればいいのです。でも、管理者がそれに飽きて、次第に管理者の日記やプロフィールのようなコンテンツが登場することもあります。だけど、そのファンサイトを始めて見る人にとっては、余計な情報なんていらないのですよ(今、これを見ているあなたはもしかすると奇特な人。でも見てくれてありがとー)。

しかし不思議なもので、同じサイトを何度も巡っているうちに愛着が湧いてくるもので、そうなってくると逆に、サイトの中の人の様子が気になってくるものです。ファンサイトではこうやって語っているけど、リアルな日常生活では受験なんだ、とか、仕事で失敗したんだとか。ちょうど友達の日記のページが、どうでもいいことしか書いていなくても毎日楽しみに読んでしまう。あれと同じですね。

とはいえ、本来ファンサイトにとって管理者の日記は、雑誌における編集後記のようなもの。本編が面白いからこそ意味を持つのです。編集後記を一番最初に持ってくる雑誌なんて見たくないでしょ?

もしファンサイトを名乗るなら、ウチなんか典型的な悪い例ですよ。「丹下桜」と検索して来た人が最初に目にするのはやーちんの日記。
  編集後記が一番最初に来るページ、それがこのサイトだ。

ファンサイト分析

自分なりによくあるファンサイトの例を分けてみました。

 データベース型
声優やアニメに限らず、一般的なファンサイトは「その対象に関する情報・データベース」が中心です。声優なら過去の出演作や出したCD、そして最新情報までを網羅します。必要なときに調べられる、ファン必須の「辞書」とも言えるサイトです。このタイプのサイトは、同ジャンルの中では必ず一つは必要です。この規模の小さいバージョンが、最新情報だけに特化したファンサイト(「ニュース速報型」とでも名づけよう)です。

 コミュニケーション型
掲示板やチャットを中心に活動している所です。時には、データベースを上回るディープな情報が眠っていることもあります。ただ、大手サイトでないと人は集まらないのが難点なので、データベース型も兼ねている場合が多いです。2004年現在、オタク市場はデジカメ市場より上だと言う調査もありましたが、それでも声優などは狭い世界の話題で、どこでも自由に語れるわけではありません。そんな時に好きなものを語れる場があるのは、とてもありがたいのですよ。

データベース型、コミュニケーション型と2つの例を出しましたが、別に堀江由衣でも、水樹奈々でもなんでも構いません。どのファンサイトでもいいので、Yahoo! Japanに登録されているリンク集を見てください。多くのファンサイトがこのパターンに大別されます。

個人的には、同ジャンル内ならデータベース型に関しては、良質なのがひとつだけであればそれで良いと思っています。公式サイトが、または最大手がニュースをひとつあげれば、それを見た同じサイト管理人がネタを自分のところであげるのですから。

――ウチもWONDER-NETから何度その手を使ったことか。


フロンティアスピリッツ

それなら、小さなファンサイトなんてやってられないやん! と思う人もいるでしょう。経験則から言うと、この類のファンサイトは早くにやったもの勝ちなんですよ。後から参入するものは、前のを上回る何かを持たないと、更新がしても誰も見に来ない事態に陥ります。そして更新が停止し、小さなサイトは自然と淘汰されます。そして大きなサイトにさらにアクセスが集中します。

しかし、データベースという名の良質な「辞書」が世に多数出回っているのに、これから入る余地はあるの? と問われれば、私は間違いなく「ある!」と、答えるでしょう。それは、「辞書」を使ってファンサイトを作ることです。具体的に言うと、CDのデータベースではなくて、CDを聴いた感想を書くこと。イベントがあった事実を更新するのではなくて、自分が見たイベントの感想をイラストで描くこと。アニメやラジオに出演した感想を綴ること。自分も一緒に楽しめるクイズなどのコンテンツを作ることなどなど。

好きなものについて情熱を注ぐことに、管理人の姿が見え隠れするのですよ。何よりも「ファンサイトを作ってみよう!」と考えるほどのめり込んでいる人なら、自分の言葉で好き勝手に書いて、管理人色を強めた方が、読んでいて楽しいし、その方が絶対長続きすると思っています。


ファンサイトのファン

私は雑誌の編集後記が嫌いではありません。むしろ大好きです。しかし、それは雑誌の本編が面白いからなのです。そうでなければ、編集者もただの人。初めて読んだ人には見向きもされません。初めて会った印象が良いものであれば、その後、何度も会ううちにさらに印象がプラスになることがあります。心理学では「単純接触効果」と言うのですが、ファンサイトも似ていると思いませんか。

良い情報がある(プラスの印象)→だから何度も見に行く(プラスの印象の積み重ね)→そのうち、このサイトの中の人って何者? と変化するパターンです。

こうなった状態で初めて管理者の日記が威力を発揮すると思っています。ですので、ファンサイトに管理者の日記が必要かといわれれば、長期的な目で見れば必要になると思います。

コンテンツを作る過程で「管理人ってどんな人なんだろう?」と思わせてしまえばしめたもの。 毎日見てもらえる人たちはファンでもありますが、ファンサイトのファンでもあるのですよ。ファンサイトに日記という一見、必要ではないかもしれないコンテンツを一番楽しみに待ってもらえる。管理者としてこれほど嬉しいことはありません。

そうしてカウンターの数字を見ながら、「今日も更新できんかったー、すまん」と思いつつも次の日記やコンテンツ更新の準備に励んでいるのです。

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